ストレスを抱えずに周囲とよい関係を築くには①
先週は、様々な企業や団体に対して
感情コントロールについて講義していました。
私の専門はキャリア、ダイバーシティ(DE&I)、
そして感情マネジメントです。
特に感情マネジメントは、EQトレーナーとして
理論に基づき、ご指導させていただいています。
普段から、人の感情を観察し、
この人はどういうことを大切に
しているのか、を見ています。
そして、その感情を尊重すると、
人間関係がスムーズにいきます。
特に怒りの感情は、その人が大切に
している情報が満載です。
ダイバーシティが進む中、多様な人が
周囲に存在する、ということ。
つまり、様々な自分とは異なる感情を
持っている人とのお付き合いが
嫌でも必要になってくる、ということです。
生きづらいなあ、と感じる人は、
自分と同じ感情の人を探そうとして
疲れてしまうのかもしれません。
因みに、怒りを感じるのは、
自分が大切にしているものが
軽く扱われたり、無視されたりした時。
自分自身を尊重されなかった、の
中には、自身の存在だけでなく、
「普通こういうことをしたり
言ったらダメだよね」
とずっと大事だと思っている倫理観や
ルールが破られた時に怒りを感じます。
生まれ育った土地、家庭、
教育は人それぞれ異なります。
その中で私たちの「普通は」が
育まれていきます。
何が正しいか、なんてありません。
正義はそれぞれ異なるのです。
つまり、私自身が正しいと思っている
ことが、人にとってはどうでもいいことだったり、
逆に間違っている、と思われることだったり
するわけです。
感情はむやみに出てくるものではありません。
必ず理由や、その人のクセがあります。
こういうことがあると、こういう理由で
スイッチが入る、というもの。
だから観察が大事なのです。
怒っている人がいたら、よく話を聞いてみてください。
必ずその感情が出た理由があります。
例えば、親からそう教わった
(教わりたくなくても教わっています、残念ながら)
小学校の時、絶対にそういうことをしては
人としてダメだと教わった
社会人1年目の時、上司から怒られた
こんなことが、重なってマイルールに
なっているのです。
私は、上司から「意見を言えるのは一人前の
仕事ができてからだ」と言われたことが影響して、
「何もしないで文句や意見だけ言う人はダメな人」と
いう感情を持ってました。
まず、このように自己理解をすることが必要です。
周囲と自分は異なるんだ、ということを
受け入れる大前提が、自己理解。
皆さんは、どんな時に怒りを感じますか?
何が大事だと思っていますか?
なぜそれが大事なんだと思っていますか?
いつからそれは大事になりましたか?
そして、その大事は、人も同じように
思っているでしょうか。
次のブログは、人を嫌いにならない方法です。
特に女性の傾向として、嫌い、となると
生理的反応が入る気がしています。
生理的に無理、となってしまうと
修復が難しいので、そうなる前の対処法です。