人手不足に必要な企業や業界こそ
管理職のための
「ダイバーシティマネジメント研修」でした。
数年、こちらの企業では研修を
実施させていただいているのですが、
徐々に管理職の皆様の真剣度に
変化が出てきました。
この企業は、男性主体の会社。
管理職はほぼ男性ですし、
女性は内勤事務職が中心。
ここ数年、総合職の女性も採用し、
少しずつ長く活躍しつづける、
男性と同等の仕事に就く女性が
増えていっています。
これからも更に増やす予定だそうです。
ということで、主に女性部下と
管理職との世代ギャップのある
若手の育成について、
考えていただきました。
さて、今年実施してみて、
数年前にスタートした頃と比べ、
管理職の皆さんが、切実に
悩んでいらっしゃるのが伺えました。
研修では、実際に悩んでいらっしゃる
内容をグループごとに共有し、
その内容を研修の最後に、
再考して解決につなげていただきました。
解決策を考えるために、
講義では、
アンコンシャスバイアス、
生物学的、文化的な違いについて、
などをレクチャーさせていただいたのですが、
とても熱心にご受講いただいたご様子から、
現実的に悩みを抱えていらっしゃるのが
感じられました。
2002年から、女性活躍やダイバーシティに
関する研修や講演で登壇させて
いただいていますが、
企業によって進捗は様々なことを
感じています。
結果が出ている企業は・・・
やはり、継続的に実施されているところです。
変化は1度では起こりません。
何度も諦めずに繰り返し毎年・・・
これを早いうちから実施されてきた
企業は、今、結果を出しています。
この取組みの状況ですが、
一部上場の多くの企業は数年間
実施しているところも多いのですが、
一方で、まだ手付かずだった企業も
最近でようやく動き始めたところも。
特に感じるのが、老舗の大手オーナー企業、
地方の企業が、徐々に動いているのを
感じています。
人手不足に悩み、新たな人材採用に
難色を示している企業こそ、
今いる人材の活用方法を
見直す、そのために時間を掛けて
制度や教育をすることが、未来につながります。