キャリアカウンセリング・ダイバーシティの研修 就職支援・講演は藤井佐和子

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2019.08.08 連載と日経アンバサダーのブログ40代50代のキャリア

本人が思うより優秀な就職氷河期世代

https://aria.nikkei.com/atcl/column/19/011600036/080100008/?n_cid=nbpxwoman_sied_pblog_sansyo

この記事に対して、コメントさせていただきました
↓ ↓ ↓

就職氷河期は、特に女性にとって辛い時代でした。
一般職の採用はクローズ。総合職はまだ、門戸が開かれているものの、
企業は男性を採用したがる。

私は、2002年から現在の会社を立ち上げ、女性のためのキャリアカウンセリング
ビジネスをはじめました。

堀さんと同年代の相談に来られる女性たちは、模索しつづけていました。

何か資格を取得した方がいいんじゃないか
大学院に入り直したら有利なんじゃないか
希望ではないけれど、非正規でも働けたら・・・
とりあえず何とか入社できた会社は、辛くて。でも辞めたら他がない・・・

こんな相談ばかりでした。

彼女たちは、新卒の時の就活で、頑張っても受からなかった、
という経験がトラウマとなり、自信がないんです、という本音を
何度もお話されました。

実際は、自己評価よりも全然できるのに・・・。

客観的にキャリアカウンセラーとして私が感じたことを
伝えても、それでも自信を持つことができない方も多いのを
感じました。

さて、今回の堀さんのように、その時期、専業主婦になられた方も
少なくありませんでした。

そんな彼女たちも少しずつ子育ても落ち着き、自分のことを
考える時間ができてきています。

しかし、それでも自分に自信が持てない、ということから、
一歩踏み出すのを怖がっている人もいらっしゃいます。

でも、踏み出したくないわけじゃない。

働き続けている女性を妬ましく思います。
こんな本音をおっしゃられた方もいました。

でも、今は、彼女たちが大変だった時代と大きく変化をしています。
一歩踏み出すチャンスです。

実際、人材業界では、人手不足の中、専業主婦でブランクのある方でも
是非来てほしい、と彼女たちを必要としています。

数年前は、ブランクがあること、子供がいることが
ネックだったのは否めません。

即戦力として厳しいんじゃない?子供が熱を出したらどうするの?
企業は慎重になっていました。

しかし、人手不足の中、そんなことを言っていられない!と
気づいた企業も今やたくさんあります。

「彼女たちは、苦労してきているようで、とても真面目で優秀なんですよ」
そうおっしゃる採用担当者もいました。

だから、自信をもって復帰してほしい、と思っています。

ただ、復帰の際にひとつ、気を付けていただきたいことが。
専業主婦の時に頑張ってきた主婦業を6-7割にしてほしい。

私のところに相談に来られる、復帰された方で、
「やっぱり私には両立なんて無理でした・・・。
まだ時期じゃなかったのかも。もう少し子供が
大きくなってから、再度考えます」
と、途中で諦めてしまう方も。

そう、真面目な人ほど、全部を完璧にやらねば、と
思ってしまう。
時間は限られています。その中で、両立するためには、
家事も仕事も完璧を目指すのは、無理が生じます。

いい意味で手を抜いてほしい。

そして・・・
旦那さんは、理解とサポートを!!!!

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