ビジョンを考えすぎて不安にならないように
ハーバード大学の10年調査によると、
「未来の達成計画を明確に紙に書いてください」と
学生たちに指示したところ、
3%が書けた
13%が考えたが書けなかった
84%が考えなかった
という結果になったそうです。
そして、その後の学生たちの人生は・・・
3%の書けたという学生は、
他の人より10倍年収が高かった、
という結果になったとのこと。
イメージすることは実現しやすくなります。
キャリアカウンセリングや企業研修では、
ビジョンを描いていただきます。
気持ちを入れて描いていただくと、
未来の実現に繋がるのを感じています。
ただ、一方で、自分のビジョンに
振り回されないように
していただけたら、とも思います。
いつも不安な人や忙しい人は、
頭の中は未来のこと、
次のことで埋め尽くされています。
折角今、目の前に楽しいことがあったり、
大事な時間があるのに、
そこにいるのに気持ちはそこにない。
未来を実現することだけに躍起になって
しまうのも考えものです。
最近、VUCAの時代、と言われています。
「Volatility(激動)」
「Uncertainty(不確実性)」
「Complexity(複雑性)」
「Ambiguity(不透明性)」
の頭文字をつなげた言葉です。
一寸先は何が起こるかわからない。
ビジョンを描くことは大事ですが、
変化に強い人は、
軸を持ちつつ、
今の変化をポジティブに捉えて
楽しめる人かもしれません。
ですので、ビジョンを考えるときは、
ちゃんと時間を作って集中的に。
そして、そのあとは日常をまい進、です。
いつも頭の中にビジョンを考えすぎて
不安になったり、考え事をしたり、
損得勘定をしたりしすぎずに、
目の前のことにまい進、です。
当面、コロナウィルスで
不安な日々を過ごすことになりそうですが、
わからないことを一生懸命に
考えてもはじまらないことも。
備えつつ、今、できることを楽しめたら
いいですね。
ちなみに私は、
日頃気になっていた、家のカーテンを
洗濯したり、お料理したり、
部屋いっぱいにお花を飾ったり。
図書館でたくさんの本も借りてみました。
うちの犬は、いつもと同じ日常です。