私の若い頃のおはなし
女性管理職候補育成研修を
お手伝いしています。
会社によって、候補に挙がってくる人の
年齢層、スキル、候補の挙げ方は
様々。
お手伝いする中で、ある外資系があり、
20代後半から30代前半の女性を対象に
しているのですが、
半年ほどのプロジェクト活動に
参加していただく中で、
グループ活動も実施してもらっています。
プロジェクト活動のゴールは、役員へのプレゼン。
彼女たちは、仕事が忙しい中の活動を
頑張っているのですが、
そのサポートをする中、個人個人の
お悩みがあがってきます。
自己理解をしてもらうためのEQアセスメントを
実施してもらっているのですが、
検査結果にもとづいて、今後どうしたらいいの?と
これからのご自身の活躍について、
真剣に悩んでいらっしゃいます。
先日、悩んでいる彼女たちに、
「いまが一番大変な時だよね。私も
みんなと同じくらいの年の時が
一番混乱していたよ」
とお話ししたら、びっくりされて。
既に50代半ばの私は、彼女たちから見れば、
落ち着いた菩薩みたい(笑)だったらしい。
「藤井さんがそんな悩んでいた頃があったなんて!」と
言われました。
彼女たちは今、高い数字目標と会社からの
期待を背負って、頑張らなきゃ、が
当たり前になっている。
私もそうでした。
自分で言うのもなんですが、組織で
働いていた頃、私の順位は、大体3位以内。
プライドもあるし、目標数字は死守したい。
でも、必死さを顔に出すのもカッコ悪い、と
思って涼しい顔して。
プライベートだってまだまだ。不安定。
だから、あの頃にはもう二度と戻りたくない(笑)
でも、あの頃もがいたから、人のマイナス感情も
理解できるし、今の仕事ができている。
そんな話をしました。
彼女たちは、安心したような顔をしてくれて。
なんだか自分の過去の話をするのって、
武勇伝を語るみたいで嫌いだったから、
あえて避けていたのですが、
もう少ししてもいいかな、と思った次第です。