年齢を重ねた人のキャリアの考え方
昨日は、お天気も良かったので、
近所の60代の友人と、公園で待ち合わせして、
久しぶりにゆっくり話しました。
色々な話をした中で、特に濃く話したのが
引き際について。
今まで続けていたことから手を引いて、世代交代。
その代わりに自分は違うことで社会に貢献する。
彼女はちょうどそんなタイミングでした。
もっと若い人に席を譲った方が、世の中のために
なるんじゃないか。
そして、自分はこれから何をしたらいいのか。
そんなことを模索していました。
長い目でキャリアを考えるのは、とても重要。
人生100年時代、自分の年齢を受け止め、
諦めるのではなく、また、しがみつくのでもなく、
年齢に合うキャリアの積み方をすることは大事。
そのためには、自分を客観視できるように
なること。
私のところへのキャリアカウンセリングでも、
定年退職を見据えて、今から何をしたらいいのか、
のご相談があります。
一昔前は、60代は「余生」でした。
でも今、60代も70代も元気です。
世の中の役職についているトップの方をみると、
特に日本は高齢で、80代の方まで活躍している。
一方で、若者の席がない。
自分のキャリアの考え方は、
自分だけのものじゃなく、周囲にも影響を与えている、
ということです。
年齢と共に、自分のことだけを考えるのは残念。
年齢を重ねた自分は、どのように社会の役に立つべきか。
積み上げたキャリアを誰に還元すべきか。
自分自分!から周囲を考える目を持つこと。
先日、こんな禅語を教えていただきました。
「自利利他 二利円満」
自分の利益と他人の利益は繋がっている。
自分の利益 と 相手の利益 のバランス。
年齢を重ねた人がキャリアを考えるときは、
特にこの両軸の意識が大事だと思いました。
周囲のために自分のキャリアをどう還元する?
社会に貢献するために何をする?
そして、
自分はどのようなキャリアを積むこと、何をすることが
幸せ?何がしたい?
この両面からキャリアって考える必要がある。
20代30代のうちは、自分自分の
吸収の時期でよいのかもしれませんが、
40代、50代、60代、と年を重ねていくと、
「自利利他 二利円満」を意識する必要がありそうです。
そんなことを昨日は語り合いました。